隠岐でオキシャクナゲの石鹸を作る吉田さんの話
吉田麻菜実さん。2015年に地域おこし協力隊として隠岐の島町五箇地区へ着任以来、「花をテーマに地域活性化」に取り組んできた。来年には協力隊を卒業して、島に移住することを決めた。オキシャクナゲのせっけん。それが、島とともに生きる道を選んだ吉田さんの挑戦。
花の王国・隠岐
シャクナゲ (石楠花、石南花)は寒帯でも熱帯でも咲く分布の広い花だが、オキシャクナゲはその名の通り、島根県隠岐島(おきのしま)の他にはほとんど確認されていない島固有の花。
しかも、隠岐諸島のうち、知夫里島(知夫村)、中ノ島(海士町)、西ノ島(西ノ島町)の三島(通称、島前)では、庭に生えている程度のものがわずかに確認されているだけであり、自生するオキシャクナゲといえば、島後(隠岐の島町)の象徴と言える。
隠岐は四方を美しい海に囲まれた離島だけに、とかく海産物が話題になる。特に、貝は有名だが、実は、「花の王国」でもある。
隠岐の島町五箇にある村上家隠岐しゃくなげ園は、ゴールデンウィーク前後の開花期には全国からたくさんの観光客を集める。
この記事へのコメントはありません。