隠岐でオキシャクナゲの石鹸を作る吉田さんの話
吉田さんなりの「花を愛でる覚悟」
吉田さんはとても謙虚な人だ。「覚悟を以て臨んだ」などと自分の苦労を語るような人ではない。ただ、吉田さんの選択そのものが覚悟を物語っている。
来年、隊員としての3年の活動期間を終えて、島に移住すると決断した。
村上家隠岐しゃくなげ園では毎年5千株以上ものオキシャクナゲが咲く。翌年も綺麗に咲かせるために、シーズンを終えた花はすべて摘み取って、捨てるか焼くかしてしまうのだという。
ここで、吉田さんは考えたそうだ。
「花を愛でるというのは一様ではないはず」
咲き誇る花の色を観賞する。
香りを楽しむ。
「それ以外に愛でる方法はないものか」
吉田さんが辿り着いた答えは、盛りを過ぎて捨てられる花を使って商品化できないか、ということだった。
まだインターネットが普及する以前に、シャクナゲの入浴剤を作ろうとした地域の人たちの奮闘の記憶も背中を押してくれた。島根県が美肌県1位(2012年から4年連続!!)という調査結果も着想のきっかけになった。
「美肌力」県別ランキング 島根が4年連続1位、気象と食べ物影響 ポーラ調査
使っていたスキンケア商品のラベルに書いてあったメーカーを調べて、開発・製造の協力を打診した。
そうして完成したオキシャクナゲせっけん。
五箇にある【隠岐温泉GOKA】や島内の土産品販売所で購入することができる。
もちろん、ネットでも購入できる。
いずれ法人化を考えている吉田さんは、地域の人たちと共同で「愛でる会」を結成。
最初の挑戦、オキシャクナゲせっけんは順調なすべり出し。
新聞やTVでも取り上げてもらうことが増えた。
「これからは、商品を買ってもらうことがオキシャクナゲの保護につながるような仕組みづくりをしていきたい」
目標は、五箇のオキシャクナゲだけにとどまらず、隠岐諸島が誇る希少な植物資源の保護と活用に一石を投じることだ。
雑感
生まれも育ちも東京の吉田さんが、お祖母さんの所縁とわずか3年の協力隊員としての活動で移住を決めたと聞いて、ずいぶん心細いのではないかと思いました。しかし、そう感じさせない明るさと芯の強さ。それが吉田さんの武器です。
いま私にできる応援といえば、シャクナゲせっけんを購入することぐらいです。
ということで、たくさん購入させて頂きました。
親戚や知人、取引先に配って、ずいぶん喜んでいただきました。
それと、吉田さんの挑戦について出会う人みんなにお話しています。
私たちの周りでひそかに、「隠岐に行きたい! シャクナゲみたい! 吉田さんに会いたい!」という声が高まってきています。
吉田さん、隠岐が「花の王国」と呼ばれる日が来るのを楽しみにしています!!!
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